第40回トウキョウベイ・シーバスFFリリーストーナメント！

update：2018.9.3

9／2(日) 第40回トウキョウベイシーバスフライフィッシングトーナメントが開催されました。
ボートからシーバスをフライフィッシングで狙う大会で叉長40cm以上の5尾の合計オールリリースで競う大会です。

当大会はキャッチアンドリリースの啓蒙とIGFAルールによるソルトFFの更なる普及を主目的として1998年より春と秋の年2回開催されてきて２０年。今回で４０回の節目を迎えました。

開催当時の２０年前、一般的にシーバスは夜に釣るもの（特にフライは）と思われていました。
第１回目は夕マズメ〜夜にかけての開催で、その頃は釣れば優勝！？ボウズは当たり前に続出で、
アングラーの腕前もキャプテンのフライ向きの操船技術もまだまだだった時代でした。

記念すべき第１回目の写真

その後、フライフィッシング専門をメインにしたチャーターボートの誕生や画期的な釣法の
発見などがあり、メソッド、テクニック共に大いに進化していきました。
マイナス面では釣ったシーバスを買い取るというとんでもないチャーターボートが出現し、
我々を驚かせましたが、大会では買い取りチャーターボートでの参加は認めないという
ルール改正し、反対の意思表示を明確に示しました。

フライフィッシングに限らずですが、魚がいてこそ、釣りが成立する事を忘れてはいけませんね。
そういう意思がこの大会に反映され２０年間続けて来ました。そして今後も。

さて、大会当日。昨日までの暑さが和らぎ、途中から小雨混じりとなりました。
９月頭の開催となり、秋のトップシーズンには少し早いですが、近々の状況は
まずまずのようです。

選手１１名で８ボート。５時のスタートとともに各船、狙ったポイントへ一直線！
５時間のトーナメントで叉長４０cm以上５尾のリミットメイクを目指します。

まだまだ水温の高い時期という事もあり、フローティングライン、シンキングラインの
両刀で狙ったアングラーがほとんどで、その中でも各ポイントでバランス良く使い分けた
アングラーに分があったようです。結果１１名で６５尾のシーバスがリリースされ、
一人平均、６尾弱となかなかの成績となりました。

秋のベストシーズンを思わせるような釣果で１７尾をリリースし、さらに７６cmという
立派なスズキサイズをリリースした新潟から参戦の小池さん（パラス乗船）が驚愕の
完全優勝（BIGFISH、最多リリース、優勝）かと思われましたが、６５cmを筆頭に５尾
全てを５０cmオーバーでリミットメイクした、光石さん（シーホース乗船）が２回目の
優勝を飾りました。光石さんは１６尾リリースとこちらも素晴らしい釣果でした。

BIG FISH賞（76cm)と最多リリース賞(17尾リリース)を獲得も惜しくも２位だった
新潟から参戦の小池さん（パラス乗船）