SABALOは、魚の保全と資源保護のためにキャッチ&リリースを推奨しています。
未来のために、魚を残しましょう。
「I.G.F.A.記録の魚を釣らせてもらったいま、この島へ行ってしまったいま、私は思う。いや、いまだからこそ思うのかもいれない。釣り人はもう、単に魚を殺すだけではうまくないんじゃないかと……。クリスマス島からの本当の贈り物は、あのモンスターではなく、実はこの“妙な気持ち”なのではないかと私は思う」(「フィッシング」寄稿文抜粋)。
1984年、丸橋英三は美しいクリスマス島にて、日本人初のI.G.F.A.世界記録となる78lb(35.3kg)ジャイアントトレバリーをキャッチしたことをきっかけに、上記の文章を釣り雑誌に寄稿し、魚の保全と資源保護のために、釣った魚を生かして海に還すことの重要さを多くの釣り人に訴えていくようになります。そして丸橋とSABALOは、“釣ったら全部持ち帰るのは当然”とする釣り人たちに、キャッチ&リリースの大切さをTV番組や雑誌など各メディアや釣りの大会によって伝え続け、いまもなおさまざまな活動を通してその思いを伝えています。
「魚がいないと魚は釣れねぇ……のである」は、丸橋英三の口癖です。海の資源は無限ではありません。だからこそ大切にするのです。また釣りたいがために、魚を元気にリリースする。その当たり前の行為を実践し、いい釣りを未来に残していこうではありませんか。
石鯛のリリース
石鯛が60cmを越えるサイズになるには20年以上の年月がかかります。いまや、大型魚こそリリースするのが世界の主流になりつつあります。なぜなら誰もが釣りたい魚は記憶に残る大型魚であり、大型魚の子孫こそが大型になる遺伝子を持っているからです。“誰もが釣りたい大型魚”がよく釣れる環境にするためには、オールリリースが最短で最善の答えなのです。
トラウトのリリース
いまでは、ブラックバスや管理された渓流のトラウト釣りなどで、キャッチ&リリースは浸透しています。しかし、渓流でも湖でも、もちろん海でも、まだまだ“釣った魚は全部持ち帰る”を常識としている釣り人は多くいるのです。「魚がいないと、魚は釣れない」。だからこそキャッチ&リリースを実践してください。これはSABALOと多くのアングラーからの切なる願いなのです。