イクシークフライロッド XSF9010H
update:2001.9.10
ICHTHYIC イクシーク唯一のデザイナーである丸橋英三の『考え』『思い』『愛』が詰まった
EIZO節丸出しのページです。何を考え、何を思ってイクシークロッドが誕生したのか?
お楽しみながらお読みください。
ICHTHYIC XSF 9010H
参考完成品価格
98,050円(チタンフレームSIC+フルウェル仕様)
124,000円(トルザイトリング+イクシークハンドシェイプ仕様)
*使用ガイドパーツ類、コルク材質、グリップ形状などで工賃を含めて価格は変動致します。
*価格は税別
パーミットは世界中のソルトウォーター・FFファンの憧れの的です、その難しさは、EIZOの監修により日本語訳された、レフティ-・クレイ著「フライフィッシング・イン・ソルトウォーター」でも大変おもしろく紹介されています。世界中のどの釣り場の誰とお話しをしても、まずパーミットをキャッチした人に出合うのは、パーミットをキャッチするのと同様に、大変困難です!
1989年 日本人初となるパーミットを手にした若き日のEIZO。
<<このパーミットをFFでキャッチしたことのある日本人は私たちの知る限りで・・・たったの8人です!!その内3人は1尾ずつキャッチ他の3人は2尾ずつ・・・残る2人は・・なんと!なんと!!8尾も!!キャッチ&リリースしています。
これは本場アメリカ人であっても勿論、日本人としてはとんでもなく物凄い事で、スペースシャトルで宇宙へ飛ぶこと以上の難しさです!?>>
上記の文は2000年頃に書いたものです。・・・当時、パーミットを手にするのはまだまだ幻の時代だった頃のお話です。今ではフライや釣り場、メソッドが開発され、数えきれない・・(といっても三桁には遠いですが)随分多くの日本人フライマンがパーミットをキャッチ&リリースするという『勲章』を手に入れました。
そして、わが国で一番パーミットを釣り上げたロッドが何を隠そう、このイクシークXSF 9010なのです。この事実だけでパーミットを深く知る人は、どれほどこのXSF9010が素晴らしいかを疑いなく知ることができます。
ほんの少しですが、モーリス社のビデオ「KNOTS」に、この25LBを超す見事なパーミットを、
XSF 9010で手にするEIZOを見る事ができます。
そして、そして!・・・なんと!!2002年秋 日本人初のソルトウォーターフライフィッシングによる世界的偉業IGFA公認インショアスーパーグランドスラム(一日でターポン、パーミット、ボーンフィッシュ、スヌークを釣る)が寺本賢氏によって成し遂げられました!!これは世界記録にも匹敵する、いやひょっとするとそれ以上の難しさが在るかも知れません!?このとんでもない偉業を共にしたのも名品イクシーク『XSF9010』なのです。
このロッドの愛称が『パーミットパーミット』なのも頷けるでしょう!!?
パーミットだけではありません。オーストラリア至高のターゲット『ゴールデントレバリー』も
このロッドにぴったりのターゲットです。フレーザー島のフラットに現れ、ひとたびフッキング
すれば、重戦車のような重い走りを見せるゴールデントレバリー。この魚を狙ってIGFA世界記録を
達成した島田晴行氏もXSF9010の愛用者です。
XSF 9010は日本では何と言ってもシイラ、カツオとシーバスに大人気です。
3/0クラスに巻いたフライを難なくキャストし、強風のなかでも強い的中率のキャストを可能にします。
「もし世界の海へFFをやりに行くとして、1本だけロッドを選べと言われたら、迷わず9010を持って行くよ!!」とEIZOは言います。
もう20年近くも前、初版のレフティー・クレイのフライ・フィッシング・イン・ソルトウォーターを読んで以来、パーミットは当時の私めにとって理解に苦しむ存在でした。
そしてその後、雑誌アングリングの第1号の最終ページを飾ったのが、「パフフライ」のお話で、そこにはどれほど難しいかということと、良いフライが開発されたお陰で、頑張ればラッキーだけではなく、狙って釣る事のできるSWFFのターゲットになったことが、このフライの発案者であるナット・ラグランと共に紹介されていました。
「いつかは、釣りたいけど・・・無理かもな!?」と考えていたその私めが、やがてそのナット・ラグラン・キャプテンと共に憧れのパーミットを、キャッチ&リリースする幸運にめぐり会えるとは・・・。
又いつか、このお話はするとして、何しろあの頃は、ターポン、ターポン様・・・でしたから、まだまだパーミットは、先の先・・・のはずだったのですが、ターポンを釣り、ボーンフィッシュを釣ると・・・もういけません、次はパーミットだ!!となるのがアングラーの常ですよね・・・。
ところが当時大いに気に入っていた#10のロッド「フェンウィック・ボロンX」が何と、この頃を最後に製造中止になってしまったのです・・・!!
かくなる上は、もう、どうしてもこれは「造るしかない!」と心に決めて、試作すること4度。
これで1尾目のパーミットをリリースする幸運に恵まれ、この事でとても多くのことが理解でき、更なる改良が2度にわたって実行され、今のモデルが完成したのわけなのですよ・・・
これも良いロッドです。
「人には添うて見ろ・・・馬には乗って見ろ・・・家には住んで見ろ・・・そして・・・魚は釣って見ろ・・・」
まさにそういうことなのですね・・・。
余談ですが、100LBクラスのターポンは、スヌークを狙っていた時に出会ったものでした。今までこのクラスのビッグターポンとは、このロッドで3回ほどファイトしていますが、どれもスヌーク狙いの時の出来事ですよ。
ついでに「恥のお話」をすれば、私めのビデオ「フライ DE ビッグバス」の中で、12LBの世界記録バスに見事にへし折られているのは・・・この竿と私EIZOです。
それと私めが挑む世界的スパースター!スズキのFFの時の30%近い時間はこのロッドの受け持ちです。あらゆる場面をクリアしてくれます。また、人によっては#11ラインの方が投げよいと言う方もいますな。
ところで、日本人初のソルトウォー・フライによる世界的偉業IGFA公認スーパーグランドスラム寺本 賢殿「本当におめでとう御座います」貴殿のためにロッドを製作した甲斐があるという物です。この偉業を手にすることがどれほど大変なことかを知る人が我が国に全くと言ってよいほど居ないことがソルトウォーター・フライの先達の私めとしては、歯がゆくもあり残念でもあります。しかしそんなことには関係なく間違いの無い大した事実です。結果は如何であれ私めはイクシークのロッドをご注文して下さった方には、誰にも同じ気持ちで作らせて頂いております。第二、第三のIGFA公認スーパーグランドスラム(本当に大変でしょうが!?)が、また私めの手掛けた「XSF9010」で成し遂げられることを祈って止みません、出来る事なら私めも!!??…
寺本賢殿、貴方は偉い、これに奢らず良い釣りを何時までも…。
イクシークフライロッドはすべて注文生産です。
グリップデザイン、リールシート、スレッド、ロッドカラーetc・・・
あなたの考えを充分に合わせてご注文ください。
見積もりは無料です!ご不明な点は 何なりとご相談ください。
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